当社(ミナト医科学)の製品を安全に使用していただく為に、ユーザーの皆様の元へお伺いし器械の修理・点検・指導を行っています。器械を納入して終わりではなく、納入後のアフターサービスを行いユーザー様との信頼関係を築く重要な仕事です。治療が中断することがないように、迅速な対応を心がけながら仕事をしています。
サービスエンジニアは、ただ修理するだけではなくユーザー様とのコミュケーションも大切です。医療機器情報担当者として情報の収集・提供をすることで、安全かつ有効に使用していただくと同時に、収集した情報を研究部門にフィードバックすることで、よりよい製品開発・改良に貢献しています。
修理があった際の訪問先での、「ありがとう」の言葉です。これに尽きます。
ユーザー先の整形外科に修理対応でお伺いした時の事ですが、修理をしていると患者様に「この器械の修理あとどれくらいかかるの?」と訊かれました。あと約1時間はかかる修理だったのでその旨を伝えると、「1時間くらいなら待ってる」と修理が終わるまで、患者様が待ってくださる事になりました。
修理していた機械が使えないことはユーザー様から伝えていただいていたのですが、その患者様は「この器械は本当に気持ち良いし、調子が良くなる」「いつもこの器械の治療を楽しみにしている」と仰ってくださり、こんなに当社の器械での治療を楽しみにしてくれている患者様がいるんだと本当に嬉しかったです。
医療従事者の⽅や患者様の声をダイレクトに聞くことができる
患者様を長い間待たせる訳にはいかないと時間のかかる修理でしたが、必死で行いました。
大急ぎで修理を終わらせると、待っていた患者様方が大喜びしてくださり、我先にと直した器械の治療順を決めていました。
そういった光景を見ると、改めてこの仕事をしていて良かったと感じます。
そして患者様も先生方も「ありがとう」と御礼を言ってくださいました。
このように、単に修理をするだけではなく、医療従事者の方や患者様の声をダイレクトに聞くことができるのもサービスエンジニアの醍醐味だと思います。
もちろん修理は緊急性を伴うケースも多く、いつ発生するかわかりません。
片道3時間や4時間かかるような場所で緊急の修理が発生することもありますし、器械が使えない事で迷惑をかけユーザー様にお叱りをうけることもあります。
しかし、機械が使えないことはユーザー様のみならず、その先に繋がっている患者様にも迷惑をかけることになる。
このことを肝に銘じ、素早い対応と徹底したスケジュール管理、そして何よりも安心、信頼していただけるような真摯な対応を心掛けています。
これからも知識や技術をどんどん身につけ、修理技術を磨き、多くのユーザー様から頼りにされるサービスエンジニアを目指したいと思います。