点検業務の重要性と保守点検シールについて
医療現場での機器点検業務は以下に分類されます。
- 日常点検(始業点検、終業点検):毎日行なわれる点検
- 定期点検:月に1回程度の点検
しかしながら測定時にトランスデューサの内側にマスクを挿入し校正時と異なる内径で測定を行いますと22φと26φではトランスデューサの断面積が異なっているため同じ風速であっても流量は異なるためその感度が変わります。これはどのような原理のトランスデューサであっても同じです。 - 定期保守点検:おおむね1年に1回実施
このなかで、日常点検(始業点検)は機器の機能・安全を確認して機器を安全・適正に使用するための重要な点検です。点検の対象機器には、滑車とロープだけの比較的簡単なリハビリテーション機器から、複雑な機能を持った電子機器まで多種多様にありますが、一般的に点検対象からもれやすいリハビリテーション機器について、保守点検の重要性と表示シールについてご案内いたします。
リハビリテーション機器は、床面、壁面、天井などの部屋の各面を利用し、機能を果たすためにボルト、ナット、アンカー等で設置されています。リハビリテーション機器自体も部品の集合体であり、ネジやナットで組み立て、取り付けられています。
これらの機器を点検せずに何年も使用し続けた場合、色々な劣化が進みます。機械部品の場合はネジ緩み、金属疲労の進行、可動部の緩み・ガタツキや、軸受けの磨耗などが懸念されます。ナットや、ボルトが緩むと、機器の落下や転倒の要因となり、非常に危険です。
弊社におきましては、リハビリテーション機器には平成9年より上記「保守点検のお願い」のシールを機器本体に貼り付け表示し、点検実施をお願いしております。日常点検においてネジの緩み、機器のガタツキ等が発見された場合は、そのまま使用せず、弊社営業所にご連絡頂く等の適切な処置をお取りいただくようお願い申し上げます。