ミナト医科学株式会社
代表取締役社長 仲野 修

私たちは、常にお客様、そして患者さまの視点に立ち、よりよい医療機器を提供するために、営業担当やサービス担当などに寄せられるお客様の声を基に、ご意見・ご要望への対応や、商品・サービスの改善・品質向上に取り組んでいます。
一方で、日々の業務において、ごく一部のお客様より、残念ながら当社の従業員に対するハラスメント行為が見受けられることもございます。
従業員の心身の安全や健康は、よりよい医療機器を提供するためにとても重要であり、今後も多くのお客様、患者さまの期待に応え、より良い機器やサービスを提供するためにも、従業員の人権を尊重し、ハラスメント行為から従業員を守ることが重要です。その観点から、当社は「ミナト医科学カスタマーハラスメント対応ポリシー」を策定しました。
カスタマーハラスメントに適切に対応することで、公正で健全な取引環境が実現できるものと考えておりますので、お取引様各位のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

カスタマーハラスメントとなる行為

「カスタマーハラスメント行為」とは、当社の従業員等(派遣社員を含む。以下「従業員等」)に対するお客様による行為のうち、以下①~⑥に掲げる社会通念に照らして著しく不相当である行為、その他従業員等の安全や精神衛生等を害する恐れのある行為を指します。

  1. 暴言、威嚇、脅迫、強要

  2. セクハラ、ストーカー行為・言動

  3. 人種、民族、宗教、門地、職業等の差別的言動

  4. 電話や面談時の長時間拘束、執拗な問い合わせ

  5. SNSやインターネット上の誹謗中傷

  6. 以下の、内容や態度が社会通念に照らして著しく不当と認められる要求

    • 不相当な賠償の要求
    • 過度な謝罪要求(土下座を要求するなど)、執拗な謝罪要求
    • 過度な追及・個人への攻撃(従業員等への懲戒などを求め、結果を要求する行為、個人や職位を指定した対応要求など)
    • ミナト医科学の製品やサービス以外に対する要求
    • 不当な返品の要求
    • 実現不可能な要求
    • その他、ミナト医科学が「カスタマーハラスメント行為」と判断した要求

※上記のハラスメント行為の定義は、厚生労働省が定める「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」に基づいています。

カスタマーハラスメントへの対応について

カスタマーハラスメントの対象となる行為があったと当社が判断した場合、以下の対応を行うことがございます。

  • 顧問弁護士による代理対応
  • お取引の停止
  • アフターサポート提供の停止
  • 民事訴訟を含む法的措置
  • 刑事告訴

カスタマーハラスメントに関するミナト医科学の体制整備

当社では、カスタマーハラスメントの発生を防止し、発生した場合に迅速かつ適切な対応が行えるよう、以下のような体制整備を行います。

  • カスタマーハラスメントに対する対応ポリシーを定めます
  • カスタマーハラスメント行為が発生した場合の当社内の相談窓口を設置します
  • カスタマーハラスメント行為の被害にあった従業員のケアを最優先とし、適切な対応を行います
  • 役員及び管理職は、カスタマーハラスメントに対して常に問題意識を持ち、対策に努め、カスタマーハラスメントに対する責務を全うします
  • お客様に対して、必要な場合はカスタマーハラスメント行為に関する啓蒙を行い、発生防止、再発防止に努めます